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ミドル級の村田諒太選手が日本時間の今日早朝、判定勝ちでベスト8進出を決めた。
NHKのロンドンオリンピックサイトでさっき村田諒太選手の試合の動画をフルラウンド見たところだ。
テレビでは中々放送されないし、もし放送されても早朝なので、こういう動画を見られるサイトはとてもありがたい。

村田諒太選手のオリンピック初戦となった今日の2回戦だが、内容としては完勝と言っていいだろう。
強烈な左右のボディブローでダメージを与え、相手の反撃は固いブロックでガードする。
2ラウンドには村田選手のローブローで減点?警告?を与えられ、インターバルではセコンドから「もう腹打つな!」の指示。
その指示通り、3ラウンドには得意のボディブローをほとんど打たず、顔面中心に攻めて圧倒。
しっかり相手にパンチを効かせての完勝だった。
グローブは分厚いかも知れないが、村田諒太選手のパワーなら綺麗なダウンもあり得るかも知れないな。
バルセロナの決勝のオスカー・デラ・ホーヤ以来、オリンピックのボクシングでダウンシーンを見た記憶がないので、村田諒太選手がダウン(スタンディングカウントではなく綺麗なダウン)を奪うシーンも見てみたいものだ。

村田諒太選手はこれでベスト8進出。
次戦は日本時間の8月7日(火)6:15から、ベスト4入りを賭けた準々決勝。

昔のオリンピックボクシングでは、三位決定戦はなく、ベスト4に残れば銅メダル以上が確定していた(銅メダルは2人に与えられた)のだが、今回のロンドンオリンピックでもそうなのだろうか?
負けた選手にもう一度試合をさせるのはダメージ的に危険だから、ベスト4=メダルで変わりない気もするな。

ということは、村田諒太選手と、もう一人ベスト8に残っている清水聡選手は、次の試合に勝てばメダル確定なのか!?
より一層期待して応援したい!!

バンタム級の長身サウスポー・清水聡選手は2回戦の判定が問題になり、一度は負けを宣告されたが抗議により判定が覆ってのベスト8進出。
この試合も見たけど、3ラウンド目は確かにストップするべきだったなあ。
パンチによるダメージのせいか疲労のせいかはわからないが、相手は立っていられないくらいの状態だったから。
2ラウンドまでは劣勢だったが、ストップせずに普通に有効打を数えても、3ラウンド目で清水聡選手が逆転したんじゃないかと思ったのだが。
アマチュアの判定は難しい・・・。
清水聡選手の次戦は日本時間の8月6日(月)5:15から、やはりベスト4入りを賭けた準々決勝。
早朝過ぎてテレビで見るのは難しそうだから、また動画サイトで見ることになるだろうけど、応援しています!!
バンタム級(リミットは56キロなのでプロで言えばスーパーバンタムとフェザーの間くらいか)離れした179センチという長身は相手にとっては本当にやりにくいはず。
期待したい。

もう一人、ウェルター級の、これも長身のサウスポー、鈴木康弘選手も勝ち残っていて、次は8月4日、ベスト8入りを賭けた2回戦に望む。

柔道の福見友子選手、中村美里選手や水泳の北島康介選手など、金メダルを期待された選手がメダルを取れずに終わってしまったが、あまり国民的には期待されていなかった(と思う)ボクシングで、彼らの分までメダルを取って欲しい!!
願わくば、金メダルを!!
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最近はほとんどアマチュアボクシングは見ていなかったのだが、ロンドン五輪では村田諒太選手に注目している。
村田諒太選手は、南京都高校(ここは山中慎介選手の出身校でもある)から東洋大学へ進み、アマチュアボクシングを続けてきた。
現在は東洋大学の職員だ。

アマチュアボクシングの試合をじっくり見ることはほとんどないので、村田諒太選手も「何となく名前は知っている」程度で、試合をじっくり見たことはなかった。
注目するようになったきっかけは去年の世界選手権だ。
世界選手権で銀メダルを取るなんて、プロで三階級制覇するよりもずっとすごい快挙だと僕は思う。
それからYouTubeで村田諒太選手の試合を何試合か見て、本当にすごいアマチュアボクサーが現れたものだと感心したのだった。

普段プロボクシングしか見ない多くの人たちの中には、アマチュアボクサーがどれだけ強いのか知らない方も多いと思う。
僕はアマチュアからプロに転向したのだが、強いアマチュアボクサーは本当に強い!!
国内レベルでもそうだが、世界レベルになると本当に強いのだ。
プロとアマではルールが違うので、アマで強いからといってプロで通用するとは限らないが、強いアマは本当に驚くほど強い。
そしてアマチュアで勝ち続けていくのは本当に難しい。
プロの世界チャンピオンになるよりも、アマチュアの世界選手権やオリンピックでメダルを取ることの方が難しいのではないかと思う。
難しいことではあるが、村田諒太選手には、心から期待している。
久しぶりにオリンピックボクシングのメダル、願わくば金メダルを取って欲しいものだ。

アマチュアボクシングの世界レベルがどれだけすごいかは、例えばユーリ・アルバチャコフ氏のプロデビュー戦を見るとわかるだろう。
フライ級のユーリ氏に対して、相手はJrフェザー級かフェザー級の日本ランカーだったと思う。
化け物だ、と思うと同時に、アマチュアの世界レベルならこのくらいやって当然だ、と思ったのを覚えている。

オリンピックや世界選手権など、アマチュアの試合で勝ち続けるのが難しい理由は、階級の少なさと日程の厳しさが挙げられる。
僕がアマチュアボクサーだった頃は、週に1度の試合を4~5週続けたこともあったし、連日の試合も経験した。
僕がアマチュアで試合に出始める少し前までは、1日に2試合組まれたこともあったようだ。
今回村田諒太選手が出場するミドル級は、7/28、8/2、6、10、11という日程で行われるようだ。
この間体重をキープしておかないといけないし、意識としては、「7/28~8/11の間に長いラウンドの1試合を戦う」という感じになり、精神的にも激しく疲労してしまいそうだ。
それでも、三浦国宏さん、松島勝之さんら、本当に強かったアマチュアボクサーでも届かなかったオリンピックのメダル、村田諒太選手に是非獲得して欲しいと思う。

村田諒太選手は、いわゆる「タッチボクシング」とは正反対の、ちゃんと相手にダメージを与えるボクシングをするところが見ていて気持ちいい。
あのボクシングスタイルで勝ちあがってくれると胸がすっとするだろうな。

最近、国内で使われるアマチュアボクシングの試合のグローブが、ウィニング製からアディダス製に変わったらしい。
そしてこのアディダスの10オンスのアマチュア試合用グローブ、拳の部分がかなり分厚いそうだ。
スパーリングで使っているウィニングの14オンスのグローブと比べても、打った側も打たれた側も当たったときの感覚が全くない、と言っていた選手もいた。
オリンピックではどんなグローブが使われるのか知らないが、どんな分厚いグローブでも、村田諒太選手には豪快なパンチで勝ち進んで行って欲しいものだ。

村田選手のことばかり書いてしまったが、須佐勝明選手、清水聡選手、鈴木康弘選手、みんな力を出し切って欲しい。

(余談)
先日テレビで村田諒太選手が初動負荷トレーニングを行っている映像を見た。
初動負荷トレーニングには僕も注目していたのだが、現役当時は鳥取まで行かないと初動負荷マシーンがなく、本(「新トレーニング革命」小山裕史著)を読んだだけで終わってしまった。
そして本を読んでもどうやれば初動負荷トレーニングができるのか僕の頭では全然理解できなかった・・・。
現役時からウェイトトレーニングは不要だと思っていたが、初動負荷トレーニングはやってみたいと思っていた。
筋肉を鍛えると同時に柔軟性も向上させるという初動負荷トレーニング、最近は施設も増えたようなので、これからでも機会があればやってみたいものだ。

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自己紹介:
元プロボクサー、現ボクシングファン。
最近はほとんどテレビ観戦(地上波とWOWOW)のみ。
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