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ショッキングな結末だった。
長谷川穂積選手のペースになりかけていた矢先のモンティエルの左フック。
これがボクシングなんだなあ・・・。
長谷川選手のコンディションは、本人の言葉通り、ベストに近かったのではないだろうか。
1ラウンド目からモンティエルのパンチがよく見えていたと思う。
2ラウンド目は、僕の素人採点ではモンティエルにポイントを与えたけど、3ラウンドは再び長谷川選手がペースを奪い返し、4ラウンドもやや優勢のまま終わるところだったのだが・・・。
長谷川選手はモンティエルのパンチをほぼ見切りつつあるように見えた。
4ラウンド目、残り10秒を切ってから、モンティエルがこの試合初めて出した右を捨ててからの左フック。
それまでの単発のいきなりの右、あるいはつなぎがテンポのあまり速くない右→左フックではなく、つなぎの速い、完全に右を捨てての左フックは、あの場面で初めて出たパンチだったと思う。
そこから更に右→左フック。
一瞬の内に放たれたモンティエルの右→左→右→左の4発のコンビネーション。
2発の左フックが決定打になった。
長谷川選手のパンチの回転の速さには定評があったが、モンティエルのこの4発のコンビネーションは本当に速かった。
その後の詰めの連打、ラウンドが終了間際だったこともあり、レフェリーはストップを迷っていたように見えた。
まったくディフェンスできない体勢だったから、もっと早くストップしてもいいくらいだったと思う。
今日の試合を見て、二つの試合を思い出した。
一つは、当時センセーションを巻き起こしていたナジーム・ハメドをマルコ・アントニオ・バレラが完封した試合。
モンティエルの左フックをスローのリプレイで見て、バレラがハメドを完封したサウスポー殺しの「右を捨てての左フック」を思い出した。
もう一つは、リカルド・ロペスが日本の大橋秀行氏を倒した試合。
序盤、ロペスはずっと左ジャブからの右ストレート(ワンツー)を、「ワン。ツー。」のテンポで打っていた。
しかし、5ラウンド目、この試合で初めて「ワッツー」というテンポのつなぎの速いワンツーを放ち、大橋氏からダウンを奪った。
今日のモンティエルも、KOラウンドまでつなぎの速い右→左フックを隠しておき、4ラウンド目残り10秒を切ってから初めて放ってKOにつなげたのを見て、あの時のリカルド・ロペスを思い出したのだった。
マルコ・アントニオ・バレラもリカルド・ロペスも、モンティエルと同じメキシカンなんだなあ・・・。
「いい試合だった」という言葉は、負けたボクサーにとって一番言われたくない言葉(少なくとも僕はそうだった)だけど、いい試合を見せてくれた長谷川選手に感謝したい。
緊迫した、本当にいい試合だった。
今後はモンティエルとの再戦を目指すのか、それとも階級を上げるのかわからないけど(テレビのインタビューではモンティエルにリベンジしたいと言っていたが)、まずはゆっくり休んで欲しいな。
そしてまたいつか、今日のような緊迫したハイレベルのボクシングを見せてくれることを願っている。
長谷川穂積選手のペースになりかけていた矢先のモンティエルの左フック。
これがボクシングなんだなあ・・・。
長谷川選手のコンディションは、本人の言葉通り、ベストに近かったのではないだろうか。
1ラウンド目からモンティエルのパンチがよく見えていたと思う。
2ラウンド目は、僕の素人採点ではモンティエルにポイントを与えたけど、3ラウンドは再び長谷川選手がペースを奪い返し、4ラウンドもやや優勢のまま終わるところだったのだが・・・。
長谷川選手はモンティエルのパンチをほぼ見切りつつあるように見えた。
4ラウンド目、残り10秒を切ってから、モンティエルがこの試合初めて出した右を捨ててからの左フック。
それまでの単発のいきなりの右、あるいはつなぎがテンポのあまり速くない右→左フックではなく、つなぎの速い、完全に右を捨てての左フックは、あの場面で初めて出たパンチだったと思う。
そこから更に右→左フック。
一瞬の内に放たれたモンティエルの右→左→右→左の4発のコンビネーション。
2発の左フックが決定打になった。
長谷川選手のパンチの回転の速さには定評があったが、モンティエルのこの4発のコンビネーションは本当に速かった。
その後の詰めの連打、ラウンドが終了間際だったこともあり、レフェリーはストップを迷っていたように見えた。
まったくディフェンスできない体勢だったから、もっと早くストップしてもいいくらいだったと思う。
今日の試合を見て、二つの試合を思い出した。
一つは、当時センセーションを巻き起こしていたナジーム・ハメドをマルコ・アントニオ・バレラが完封した試合。
モンティエルの左フックをスローのリプレイで見て、バレラがハメドを完封したサウスポー殺しの「右を捨てての左フック」を思い出した。
もう一つは、リカルド・ロペスが日本の大橋秀行氏を倒した試合。
序盤、ロペスはずっと左ジャブからの右ストレート(ワンツー)を、「ワン。ツー。」のテンポで打っていた。
しかし、5ラウンド目、この試合で初めて「ワッツー」というテンポのつなぎの速いワンツーを放ち、大橋氏からダウンを奪った。
今日のモンティエルも、KOラウンドまでつなぎの速い右→左フックを隠しておき、4ラウンド目残り10秒を切ってから初めて放ってKOにつなげたのを見て、あの時のリカルド・ロペスを思い出したのだった。
マルコ・アントニオ・バレラもリカルド・ロペスも、モンティエルと同じメキシカンなんだなあ・・・。
「いい試合だった」という言葉は、負けたボクサーにとって一番言われたくない言葉(少なくとも僕はそうだった)だけど、いい試合を見せてくれた長谷川選手に感謝したい。
緊迫した、本当にいい試合だった。
今後はモンティエルとの再戦を目指すのか、それとも階級を上げるのかわからないけど(テレビのインタビューではモンティエルにリベンジしたいと言っていたが)、まずはゆっくり休んで欲しいな。
そしてまたいつか、今日のような緊迫したハイレベルのボクシングを見せてくれることを願っている。
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男性
自己紹介:
元プロボクサー、現ボクシングファン。
最近はほとんどテレビ観戦(地上波とWOWOW)のみ。
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