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亀田大毅vs坂田健史戦、感想
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亀田大毅選手と坂田健史選手の試合、亀田選手の強さに驚いた。

僕の採点では、迷いながら最終ラウンドを坂田選手に付けて、114-114のドロー。

最終ラウンドが亀田選手なら115-113で亀田選手の勝ち。

試合が終わった瞬間、亀田選手の防衛が確実なことはわかった。

内藤選手と興毅選手の試合の時もそうだったが、今回も亀田選手を過小評価していたようだ。

過小評価していた理由は、強い相手との対戦が少ないから実力が測れなかったことの他に、亀田家にはトレーナーがいないということもあったのかも知れない。

実際には、興毅選手という素晴らしいトレーナーがいることは興毅選手と内藤選手との試合で証明されていたのに。

ポンサクレック戦の敗戦で忘れてしまっていたのか。

不明を恥じるしかない。


大毅選手の入場の時、興毅選手の右目上にあざがあったように僕には見えた。

恐らく、興毅選手が右構えで仮想坂田選手の役割を果たし、大毅選手の左フックを浴びたのだろう。

興毅選手は戦略を立てられ実際に動くこともできる、素晴らしい選手兼トレーナーなのだろう。

今まで僕には、亀田兄弟は普通のボクシングジムに通うボクサーより甘やかされている、という考えが少しあったのだが、これは逆かも知れない。

全てを自分でやってきた亀田兄弟に比べると、普通のボクシングジムに通うボクサーの方が(一部の例外を除いて)ずっと甘やかされているのかも知れない。


亀田大毅選手は減量がかなり苦しかったようだが、試合にはほとんど影響なかったな。

きっと内臓も強いのだろう。

ラウンド間のインターバルには疲れた表情を見せていたが、ラウンド中はしっかり動けていた。


坂田健史選手は最初から最後まで根性を見せてくれたが、亀田選手の方が色んな意味で上手かったし、根性というか、勝利への執念でも上だったな。

坂田選手には衰えも感じられた。

終盤の失速は、衰えでスタミナが落ちたせいではなく亀田選手に失速させられたのだろうけど。


坂田健史選手が全盛期だったら、という考えが頭に浮かんだが、すぐにそんな考えは不公平極まりないということに気がついた。

坂田健史選手は「もう」全盛期ではないかも知れないが、そんなことを言ったら、21歳の亀田大毅選手は恐らく「まだ」全盛期を迎えてはいないのだ。

二人とも、昨日の時点の力を出し切って戦い、亀田大毅選手が勝った。

今後は偏見なくボクサーの実力をちゃんと見なければならないことを痛感した。
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元プロボクサー、現ボクシングファン。
最近はほとんどテレビ観戦(地上波とWOWOW)のみ。
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