×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
素晴らしい試合だった。
試合前、長谷川選手は「しょうもない試合になっても、今回は勝ちにこだわりたい」というようなことを言っていたので、僕はてっきり足を使うものだと思っていた。
長谷川選手がスピードとサウスポーの利点を最大限に生かし、相手の死角から自分のパンチを当てては離れ、を繰り返すのだろうと。
が、そんな予想とは全く異なる試合になった。
ほとんど足を使わずに、全てのパンチを強振。
何度もブルゴスのパンチがカウンターのタイミングで当たりそうでヒヤヒヤしたのだが、長谷川選手は打ち合った。
7ラウンド、ブルゴスの左アッパーを直撃されてバランスを崩したが、ラッシュに出たブルゴスと打ち合いに応じ、そして打ち勝ってみせた。
何という気の強さ、何という勇気!!
長谷川選手は最初から最後までハートで戦ったと思う。
何度も涙が出そうになった。
長谷川選手、本当におめでとうございます!
ブルゴスは懐が深く、序盤には長谷川選手の左ストレートが届かない場面が何度も見られたが、接近してからボディから顔面に返す左のダブルが有効だった。
長谷川選手のパンチは、力みがあったせいか、ややパンチの焦点がずれて、わずかに押すようなパンチになっているように見えた。
当たり所も、急所を本のわずかに外れていたように僕には思えた。
僕が思う理想のパンチは、ストレートであれば「伸ばす」というものではなく、弾丸のように「発射される」パンチだ。
弾丸それ自体には前に進む力はない。
弾丸は火薬が爆発した勢いで発射され、その後は前向きの力は一切加わらないが、最初の勢いだけで標的を打ち抜く。
パンチも、弾丸(=拳)をそれ自体の力(=腕の力)で前に進めようとするのではなく、最初の勢い(足の蹴りや腰、肩の回転など)で発射されるようなパンチが理想だと僕は思っている(パンチのスピードは弾丸に比べると余りにも遅いので、厳密には最初の勢いで発射するだけではなく、当たる瞬間にも力を加えないと跳ね返されてしまい、ダメージを与えられないと思うが、最も大切なのは最初の勢いで、途中は一切の力を抜いておくのが理想だと思う)。
ブルゴス戦での長谷川選手のパンチは、強く打とうとする意識が強過ぎて力んだためか、打ち始めだけでなく、パンチが当たるまでずっと腕も含めた全身に力が入り過ぎ、そのせいでわずかに焦点がずれていたように僕には見えた。
倒せなかったのはそのせいではないか。
・・・と思ったのだが、試合後のインタビューによると、「今までの相手なら倒れていたようなパンチが当たっても倒れなかった」と言っていたので、やっぱりブルゴス選手が精神的にも肉体的にも打たれ強かったのだろう。
今後フェザー級で相手を倒すためには、よりタイミングを重視する必要がありそうだ。
ブルゴス選手もあんなに顔を腫らしながらも、最後まで迫力があったなあ。
長谷川選手もブルゴス選手も立派だったと思う。
フェザー級に上げるにあたって、一番心配されたのは長谷川選手の耐久力だと思うが、この試合で、耐久力はフェザー級としても問題ないことが証明された。
長谷川選手の今後には、指名挑戦者のジョニー・ゴンサレス、休暇王者のエリオ・ロハスなど、戦うべき強豪が待っている。
ファン・マヌエル・ロペスやユリオルキス・ガンボアらも同じ階級にいる。
今回の試合では打ち合いを選択したが、今後の更なる強豪との対戦では、また違ったスタイルの長谷川選手が見られるだろう。
今後も長谷川穂積選手の活躍が見られる幸せに感謝したい。
試合前、長谷川選手は「しょうもない試合になっても、今回は勝ちにこだわりたい」というようなことを言っていたので、僕はてっきり足を使うものだと思っていた。
長谷川選手がスピードとサウスポーの利点を最大限に生かし、相手の死角から自分のパンチを当てては離れ、を繰り返すのだろうと。
が、そんな予想とは全く異なる試合になった。
ほとんど足を使わずに、全てのパンチを強振。
何度もブルゴスのパンチがカウンターのタイミングで当たりそうでヒヤヒヤしたのだが、長谷川選手は打ち合った。
7ラウンド、ブルゴスの左アッパーを直撃されてバランスを崩したが、ラッシュに出たブルゴスと打ち合いに応じ、そして打ち勝ってみせた。
何という気の強さ、何という勇気!!
長谷川選手は最初から最後までハートで戦ったと思う。
何度も涙が出そうになった。
長谷川選手、本当におめでとうございます!
ブルゴスは懐が深く、序盤には長谷川選手の左ストレートが届かない場面が何度も見られたが、接近してからボディから顔面に返す左のダブルが有効だった。
長谷川選手のパンチは、力みがあったせいか、ややパンチの焦点がずれて、わずかに押すようなパンチになっているように見えた。
当たり所も、急所を本のわずかに外れていたように僕には思えた。
僕が思う理想のパンチは、ストレートであれば「伸ばす」というものではなく、弾丸のように「発射される」パンチだ。
弾丸それ自体には前に進む力はない。
弾丸は火薬が爆発した勢いで発射され、その後は前向きの力は一切加わらないが、最初の勢いだけで標的を打ち抜く。
パンチも、弾丸(=拳)をそれ自体の力(=腕の力)で前に進めようとするのではなく、最初の勢い(足の蹴りや腰、肩の回転など)で発射されるようなパンチが理想だと僕は思っている(パンチのスピードは弾丸に比べると余りにも遅いので、厳密には最初の勢いで発射するだけではなく、当たる瞬間にも力を加えないと跳ね返されてしまい、ダメージを与えられないと思うが、最も大切なのは最初の勢いで、途中は一切の力を抜いておくのが理想だと思う)。
ブルゴス戦での長谷川選手のパンチは、強く打とうとする意識が強過ぎて力んだためか、打ち始めだけでなく、パンチが当たるまでずっと腕も含めた全身に力が入り過ぎ、そのせいでわずかに焦点がずれていたように僕には見えた。
倒せなかったのはそのせいではないか。
・・・と思ったのだが、試合後のインタビューによると、「今までの相手なら倒れていたようなパンチが当たっても倒れなかった」と言っていたので、やっぱりブルゴス選手が精神的にも肉体的にも打たれ強かったのだろう。
今後フェザー級で相手を倒すためには、よりタイミングを重視する必要がありそうだ。
ブルゴス選手もあんなに顔を腫らしながらも、最後まで迫力があったなあ。
長谷川選手もブルゴス選手も立派だったと思う。
フェザー級に上げるにあたって、一番心配されたのは長谷川選手の耐久力だと思うが、この試合で、耐久力はフェザー級としても問題ないことが証明された。
長谷川選手の今後には、指名挑戦者のジョニー・ゴンサレス、休暇王者のエリオ・ロハスなど、戦うべき強豪が待っている。
ファン・マヌエル・ロペスやユリオルキス・ガンボアらも同じ階級にいる。
今回の試合では打ち合いを選択したが、今後の更なる強豪との対戦では、また違ったスタイルの長谷川選手が見られるだろう。
今後も長谷川穂積選手の活躍が見られる幸せに感謝したい。
PR
この記事にコメントする
カレンダー
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
最新記事
(11/06)
(09/16)
(04/27)
(09/02)
(11/11)
(08/26)
(08/20)
(04/14)
(04/14)
(04/08)
カテゴリー
プロフィール
HN:
BJ2号
性別:
男性
自己紹介:
元プロボクサー、現ボクシングファン。
最近はほとんどテレビ観戦(地上波とWOWOW)のみ。
最近はほとんどテレビ観戦(地上波とWOWOW)のみ。
最新CM
[04/21 BJ2号]
[04/20 マル]
[10/23 BJ2号]
[10/23 マル]
[09/02 BJ2号]
スポンサード リンク
最新TB
ブログ内検索
アーカイブ
プライバシー ポリシー
・広告配信事業者としての Google は cookie を使用して広告を配信しています。
・Google で cookie を使用することにより、インターネットにおけるご自身のサイトや他のサイトへのアクセス情報に基づいてユーザーに広告を配信することが可能になります。
・ユーザーは Google の広告およびコンテンツ ネットワークに関するプライバシー ポリシーにアクセスし、cookie オプションを使用しないように設定することができます。
・Google で cookie を使用することにより、インターネットにおけるご自身のサイトや他のサイトへのアクセス情報に基づいてユーザーに広告を配信することが可能になります。
・ユーザーは Google の広告およびコンテンツ ネットワークに関するプライバシー ポリシーにアクセスし、cookie オプションを使用しないように設定することができます。