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審判の権威について
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オリンピックでは柔道の判定が話題になっている。
昨日の海老沼選手の試合を始め、試合中に審判が下した判定をジュリーが覆してしまうことが何度も発生している。
僕はこれまでの柔道の大会をそんなに多く見てきたわけではないが、ジュリーがここまで目立った大会はなかったと思う。
審判たちには、選手達が人生を賭けた試合を裁いているという自覚があるのだろうか?
ジュリーの権限がどこまであるのか知らないのだが、審判たちも、海老沼選手の技が「有効」だと判断したのだったら、断固として「有効」と主張するべきではないか。
審判自身が肉眼で至近距離から見て海老沼選手の技を「有効」と判断したのだったのなら、それは「有効」でよいではないか。
1人の主審だけではなく、2人の副審もいて、計3人で判断しているのだから、それを正しいとするべきではないか。

そして旗判定。
審判たちが一旦青優勢と判断して青旗を上げたんだから、ジュリーから何か言われたとしても、やり直しの判定でも青旗を上げるべきだったのではないか。
審判は試合の本戦と延長戦合わせて8分を通して見て海老沼選手の負けと判断した、その判断を変えるためにはもう一度最初から8分間の試合を全て見直す必要があるはずだ。
旗判定のやり直しまで、時間は8分もかからなかったと思う。
ということは、審判たちは「ただジュリーに言われたから」海老沼選手の勝利の白旗を上げたのだ。
(柔道経験のない僕の目には、延長戦の「有効」は「有効」でよかったと思うし、全体的に明白に海老沼選手が優勢だったように見えたから、最終的に海老沼選手の勝ちになってよかった、と思った。)

篠原信一さんの誤審がきっかけでジュリーの権限が強くなったようだが、やはり、畳の上では審判の権威が最強であるべきだと僕は思う。

審判たちは間違える可能性がある。
しかしジュリーも間違える可能性がある。
ビデオで見ているジュリーの方が、そばで肉眼で見ている審判より間違える可能性が少ないと断言できるのか?
昔からジュリーの権限が強かったら篠原信一さんは金メダリストだっただろうし、「明らかな誤審」の可能性は減ると思うけど・・・。

ボクシングでも、パッキャオvsブラッドリー戦はWBOによる検証で「パッキャオの勝ち」という検証結果になったが、試合結果自体は覆ることはなかった。
その場でジャッジが出した結果がすべてなのだ。

柔道にせよ、ボクシングにせよ、判定は3人の多数決で決まる。
2-1というジャッジの結果は、例えばジャッジが30人いれば20-10くらいになる可能性が高いだろうが、もしかしたら29-1になるかも知れないし、逆に2-28になる可能性だってある。
判定にはどうしても主観が入り込んでしまうので、ジャッジの人選により結果が変わる可能性があるのだ。
誰が判定しても同じ結果になるように、地域による採点基準の差は出来る限り排して、全世界共通の採点基準を浸透させるべきだ。

そして、人生を賭けて競技に取り組んでいる選手たちのためにも、審判・ジャッジは技術を向上させて欲しいものだ。
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自己紹介:
元プロボクサー、現ボクシングファン。
最近はほとんどテレビ観戦(地上波とWOWOW)のみ。
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