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清水聡選手、メダル確定!!
ボクシングブログ

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清水聡選手が、日本時間の8月6日早朝に行われたボクシングの準々決勝で、ウッダヒ選手(アルジェリア)に判定勝ちし、準決勝進出を決めた。
快挙だ!!
これで清水聡選手はベスト4=銅メダル以上が確定。
ボクシングでは三位決定戦は行われず(※1)、準決勝の敗者二人に銅メダルが与えられるのだ。
日本人のオリンピックボクシングでのメダル獲得は、メキシコオリンピックで森岡栄治さんが銅メダルを獲得して以来44年振りの快挙!!
もっともっと大きく報道されてもいいくらいの快挙だと思う。
快挙ではあるが、まだ準決勝・決勝が残っている。
「おめでとう!」は最後に取っておこう。

清水聡選手の準々決勝は厳しい戦いだった。
相手のウッダヒ選手(アルジェリア)も力強いパンチをタイミングよく振ってくる。
2ラウンド目後半からウッダヒ選手にはスタミナ切れの兆候が見えていて、3ラウンド開始前のインターバルでは清水選手側のセコンドから「相手バテてるぞ!」という声が飛んでいた。
3ラウンド目、明らかに疲れて休んでいるウッダヒ選手に対して、清水選手が強引に攻めていけなかったのは、疲れているとは言え、ウッダヒ選手がカウンターを狙い続けていたからだろう。
ウッダヒ選手のパンチには最後まで清水選手の前進をストップするだけの迫力が残っていた。

判定は正直言って微妙だと思った。
僕はアマチュアボクシングの厳密な採点方法をマスターしているわけではなく、プロボクシングを見るのと同じように、ラウンド毎の印象で見てしまうのだが、微妙な判定だったと思う。
2ラウンド終了時の公式採点は、9(清水聡選手)対10(ウッダヒ選手)で清水選手不利。
3ラウンド目、相手選手に対して頭が低いとの警告(※2)もあり、試合終了時の判定は17(清水聡選手)-15(ウッダヒ選手)と逆転勝ち。
警告は相手に対して2点の加点だから、警告がなければ15-15のイーブン、どっちに転んでもおかしくない試合だったんだな。
ギリギリの勝負をものにした清水聡選手、次の準決勝も力を出し切って欲しい。
清水聡選手の準決勝は、日本時間8月10日(金)の22:15の予定。
これならリアルタイムで応援できる。
テレビでも試合を生中継で放送して欲しいものだ。
決勝は中1日半の日本時間8月12日(日)の早朝4:45と厳しい日程だが、まずは準決勝のことだけを考えよう。

清水聡選手の準決勝は、
日本時間8月10日(金)の22:15。

普段ボクシングに興味のない方も、是非応援しましょう!!

※1 三位決定戦を行う場合、準決勝の敗者二人が戦うことになるが、ボクシングでは、敗者に短い間隔で試合をさせるのは危険だ。
ボクシングの敗者は、「腕を痛めた」とか「足を痛めた」とか「単に疲れた」などという状態ではなく、「脳にダメージが蓄積した状態」なのだ。
ダメージの少ない負け方もあり得るだろうが、普通に考えれば、敗者は勝者より多くのダメージを負っている。
RSC(レフェリーストップコンテスト)やKOで負ける場合、担架で運ばれるようなひどいダメージを負うことだってある。
そんな選手に、わずか数日の間隔でもう一度試合をさせることは危険極まりない。
そのため、ボクシングでは三位決定戦は行わず、準決勝の敗者二人には銅メダルが与えられる。

※2 アマチュアボクシングでは、プロに比べてバッティング(頭がぶつかること)をひどく嫌う。
プロでもバッティングは反則だが、アマチュアは少しでもバッティングが起きそうになるとすぐに注意を与える。
前足よりも頭が前に出る姿勢になったり、相手に頭がぶつかりそうな低い位置に頭を持っていったりしたら、すぐに注意が与えられるのだ。
3回の同じ反則に対する注意で警告が与えられ、相手に2点加点される。
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久しく
こんばんは、BJ2号様。

久しく、ブログの更新がなかったので、再開されたこと、喜ばしく思っております。

更新が、途絶えたのが震災をはさんでいたように思えて、ひょっとして、などと心配しておりました。

さて、ロンドン五輪において、清水聡(自衛隊)選手によって44年ぶりに日本にメダルがもたらされました。

快挙ですね。

ただ、五輪のボクシングにおける不可解な判定は、もはや、悪しき伝統ともいえます。

清水選手の二回戦もそうでしたが、これは判定が覆りました。しかし、村田諒太選手に立ちはだかると思われたヒトロフ(ウクライナ)選手が、本当に唖然とする判定で地元英国の選手に敗退、、、。

こんなことでは、村田選手も、訳のわからない判定で、勝ち試合をひっくり返されるとも限りません。心配です。

ところで、メダル獲得の朗報とともに、もう一つ、プロのほうから、ニュースが舞い込んできました。

西岡利晃と、ノニト・ドナイレの対戦が決まったという。

この対決は、西岡選手の華々しい花道を望むファンとして、ぜひ、実現してほしい一戦でした。

反面、西岡選手をもってしても、あの恐るべき強打、スピードを誇るドナイレに対抗する術があるのだろうか、勝機はあるのか、と思いめぐらせてしまいます。

ここ三試合は、KO勝ちを逃しているドナイレですが、それでもS・バンタム級では、対戦した二人の世界チャンピオンが、やっとのおもいでKO負けを逃れている印象を持ちました。

あわよくば、西岡選手に勝利を収めてほしいのですが、あの強打を封じる策があるのでしょうか。

封じるには、ドナイレに脅威を与えなければならないと考えます。

モンスターレフト、、、これで、足りえるのか。ああ、西岡選手にサウスポーの最大の武器ともいえる切り返しの右フック、切れに切れる右フックがあればなあ、、、、。

嬉しくもあり、恐くもあるニュース、、、楽しみでもあります。

長くなりましたが、今後とも教えを賜りますよう、よろしくお願いします。

見張り塔からずっと
見張り塔からずっと 2012/08/06(Mon)23:58:58 編集
ご無沙汰してしまいました。
見張り塔からずっと様、コメントありがとうございます。
去年は1月から色々と多忙になり、ブログを放置してしまいましたが、今年の6月から急に少し時間ができたので更新を再開しました。
とは言え、気分屋な所もありますし、仕事など他の事が忙しくなるとそちらに集中してしまうので、またいつ更新が途絶えるかわかりませんが・・・。
細々とでも続けていけたら、と思っています。

オリンピックボクシングは不可解な判定が多いですね。
今朝の村田諒太選手の試合も、勝ちにはなりましたが、レフェリーが相手のホールドの減点を取らなかったので、判定が出るまではヒヤヒヤしました。
気が早いですが、このまま勝ち進めば決勝で英国選手と当たる可能性がありますね。
正しい判定が出ることを祈りましょう。

そして西岡選手、ついにドネア戦が決まりましたね!
今はどんな展開になるのか想像もつきませんが、西岡選手があれだけ望んで決定した試合です。
西岡選手と陣営には勝算があるのでしょう。
まだ先ですが、楽しみです!

今後ともよろしくお願いいたします。
BJ2号 URL 2012/08/07(Tue)07:51:31 編集
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元プロボクサー、現ボクシングファン。
最近はほとんどテレビ観戦(地上波とWOWOW)のみ。
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