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今日は楽しみにしていたミゲール・コットvsマニー・パッキャオの試合を生放送で見た。
僕の予想は、ミゲール・コットvsマニー・パッキャオ予想でも書いたように、コットのKO勝ちだった。
パッキャオを応援はしていたんだけど、コットには通用しないだろう、と思っていた。
このブログ一回目の予想は、見事に外れてしまった・・・。
何が起きるかわからないのがボクシングだけど、パッキャオ勝利を予想していた人も、ここまで一方的な展開は予想しきれなかったんじゃないだろうか。
1ラウンド目はコットの動きもよく(ジョー小泉さん、浜田剛史さんともコットにポイントを与えていた)、接戦になりそうな予感があったのだけど。
2ラウンド目からパッキャオのパンチが当たりだし、3ラウンド目にはパッキャオの右フックでコットがダウン。
ダメージはあまり感じられなかったのだが、続く4ラウンド目にはパッキャオの左アッパーで、またしてもコットがダウン!!
今度はダメージありありだった。
5ラウンド目、コットは少し持ち直したようにも見えたのだが、6ラウンド目以降は一方的なパッキャオペース。
最終12ラウンド、逃げのフットワークを使い続けるコットにパッキャオの左ストレートがヒットしたところでレフェリーがストップ。
コットは、これまでのディアス、デラ・ホーヤ、リッキー・ハットンよりはずっと上手く戦ったと思うけど、終わってみれば本当に一方的な試合だった。
僕はコットを過大評価し、パッキャオを過小評価していたようのだろうか。
・・・いや、違うな、コットはちゃんと予想以上の動きは見せてくれた。
パッキャオが強すぎたんだ。
試合終了後に高柳アナが「ミゲール・コットが逃げーるコットに・・・」というダジャレを言っていたが、中盤以降のコットのフットワークは、完全に逃げるためだけに使われていた。
パッキャオは強い。
ものすごく強い。
それでも、パッキャオは決して「完璧なボクサー」ではないと僕は今でも思っている。
欠点を残したままでも、長所を伸ばし続けることで、あそこまで強くなれるんだなあ。
欠点があっても、長所を極限まで伸ばせば、誰も欠点を突けなくなってしまうんだ、と思った。
コットをダウンさせたシーンでは、思わず叫んでしまったくらい興奮させられたし、感動させられた。
いい試合を見せてくれて本当に感謝したい。
パッキャオの次戦はファン・マヌエル・マルケスとの試合が予定されているようだけど、その試合にきっちり勝って、早めにメイウェザーとの究極のファイトが実現するといいな。
メイウェザーvsパッキャオは、お互いが衰えてしまう前に、ぜひ実現して欲しい試合だ。
前座に出ていたフリオ・セサール・チャベス・ジュニアは、でかいのにお父さんと同じようなスタイルで、せっかくの長身がもったいないな、と思った。
もっともっと成長して、ボクシング界を背負って立つスターになって欲しいものだ。
僕の予想は、ミゲール・コットvsマニー・パッキャオ予想でも書いたように、コットのKO勝ちだった。
パッキャオを応援はしていたんだけど、コットには通用しないだろう、と思っていた。
このブログ一回目の予想は、見事に外れてしまった・・・。
何が起きるかわからないのがボクシングだけど、パッキャオ勝利を予想していた人も、ここまで一方的な展開は予想しきれなかったんじゃないだろうか。
1ラウンド目はコットの動きもよく(ジョー小泉さん、浜田剛史さんともコットにポイントを与えていた)、接戦になりそうな予感があったのだけど。
2ラウンド目からパッキャオのパンチが当たりだし、3ラウンド目にはパッキャオの右フックでコットがダウン。
ダメージはあまり感じられなかったのだが、続く4ラウンド目にはパッキャオの左アッパーで、またしてもコットがダウン!!
今度はダメージありありだった。
5ラウンド目、コットは少し持ち直したようにも見えたのだが、6ラウンド目以降は一方的なパッキャオペース。
最終12ラウンド、逃げのフットワークを使い続けるコットにパッキャオの左ストレートがヒットしたところでレフェリーがストップ。
コットは、これまでのディアス、デラ・ホーヤ、リッキー・ハットンよりはずっと上手く戦ったと思うけど、終わってみれば本当に一方的な試合だった。
僕はコットを過大評価し、パッキャオを過小評価していたようのだろうか。
・・・いや、違うな、コットはちゃんと予想以上の動きは見せてくれた。
パッキャオが強すぎたんだ。
試合終了後に高柳アナが「ミゲール・コットが逃げーるコットに・・・」というダジャレを言っていたが、中盤以降のコットのフットワークは、完全に逃げるためだけに使われていた。
パッキャオは強い。
ものすごく強い。
それでも、パッキャオは決して「完璧なボクサー」ではないと僕は今でも思っている。
欠点を残したままでも、長所を伸ばし続けることで、あそこまで強くなれるんだなあ。
欠点があっても、長所を極限まで伸ばせば、誰も欠点を突けなくなってしまうんだ、と思った。
コットをダウンさせたシーンでは、思わず叫んでしまったくらい興奮させられたし、感動させられた。
いい試合を見せてくれて本当に感謝したい。
パッキャオの次戦はファン・マヌエル・マルケスとの試合が予定されているようだけど、その試合にきっちり勝って、早めにメイウェザーとの究極のファイトが実現するといいな。
メイウェザーvsパッキャオは、お互いが衰えてしまう前に、ぜひ実現して欲しい試合だ。
前座に出ていたフリオ・セサール・チャベス・ジュニアは、でかいのにお父さんと同じようなスタイルで、せっかくの長身がもったいないな、と思った。
もっともっと成長して、ボクシング界を背負って立つスターになって欲しいものだ。
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ラッキーパンチという言葉は、実力では大きく下回る選手が、幸運な一発のパンチによって実力が大きく上回る選手を倒すパンチ、という意味でよく使われている。
果たして、ボクシングにラッキーパンチはあるのだろうか?
ボクシングの「実力」とは、ボクシングの様々な要素を総合した力のことだ。
スピード、パンチ力、スタミナ、テクニック、反射神経など、ボクシングに必要な要素は、ちょっと考えただけでもたくさん挙げられる。
しかし、ボクシングにおけるもっとも重要な要素とは、「認識力」だと僕は考えている。
これを言葉で説明するのは難しいのだけど、無理やり言葉にするとしたら、僕が考えるボクシングにおける「認識力」とは、動画の1秒間のコマ数の差に近いものだと思っている。
通常のカメラで撮影した映像と、ハイスピードカメラで撮影した映像の違い、のようなものが、ボクシングの実力差だと僕は思う。
A・B2人のボクサーが戦っていて、A選手の方がスピードでははるかに上回る、しかし試合ではスピードで劣るB選手の方だけが一方的にパンチを当てている、というような試合の場合、お互いの認識力に大きな差があるのだ。
たとえば、A選手の認識力は1秒間に24コマ、B選手の認識力は1秒間に1000コマ、という感じで。
1秒間に24コマの認識力では、相手が動き出す兆候は認識できないが、1秒間に1000コマの認識力を持っていれば、相手の動き出しのほんのわずかな兆候も読み取ることができるのだ。
それは単に相手の動きが「見える」というのとは違う。
見えていても認識できない場合もあるし、逆に、見えていなくても認識できる場合もある(この辺りが、映像のコマ数の例えとは微妙に違うので、説明が難しいところだ)。
映像のコマ数に例えるより、コンピュータの処理能力に例えた方が近いのかも知れない。
ある選手Aは1秒間に100回の命令を処理できる、別の選手Bは1秒間に1000回の命令を処理できる、となれば、選手Bは選手Aの動きはすべてわかるし、選手Aの「処理の隙間」を突くことができる・・・。
やっぱり、説明が難しいのだが、僕が考える「認識力」とは、「動体視力」という言葉で単純に表現できるものではなく、脳も含めた体全体の処理能力のことなのだ。
僕が初めての6回戦で勝った後、ある4回戦のボクサーとスパーリングをした時のことだ。
それまでの彼とのスパーでは、打ちつ打たれつで6-4くらいで僕がわずかに優勢、というスパーになることが多かったのだが、その時は、彼の動きがすべて手に取るようにわかった。
相手がどう動こうとしているか、どんなパンチを打とうとしているか、自分がどのタイミングでどんなパンチを打てばクリーンヒットするか、すべてがわかった。
彼のパンチは全て空転させ、僕は自在にパンチを打ちまくった。
トレーナーにより、そのスパーは1ラウンド途中でストップになった。
その後も、彼とのスパーは同じような展開になることがほとんどで、最終的には彼とスパーをすることはなくなった。
「彼の動きがすべて見えるようになった」という表現は的確ではない。
「見える」ではなく、全て「わかる」ようになったのだ。
ボクシングの認識力のレベルが1段階上がったのだ、と思った。
恐らく、現役時代の僕と日本ランキング上位の選手、日本ランキング上位の選手と世界レベルの選手の間にも、そのような認識力の差があるのではないかと思う。
認識力に大きな差がある場合、ラッキーパンチを受ける可能性など万に一つもない。
お客さんから見て「危ない!」と思えるギリギリのシーンがあったとしても、戦っている本人はまったく危険ではないのだ。
僕が4回戦のボクサーとスパーをした時のように、相手の動きはすべてわかっていて、わかった上でギリギリのタイミングを選択しているのだから。
逆にいえば、ラッキーパンチ(だと思えるパンチ)が当たったとしたら、それは実力差のある選手同士の試合ではない、ということだ。
ということは、それはラッキーパンチではなく、実力通りの結果ということになる。
ボクシングにラッキーパンチなどあり得ない、というのが、今の僕の考えだ。
認識力はどんな練習をすれば高められるのか、僕にはわからない。
僕の場合は、日々同じようなボクシングの練習をして、試合に出ていたら、ある日突然認識力のレベルが上がっていた。
少しずつではなく、本当にある日突然上がったのだ。
恐らく、毎日毎日、単調な練習を、ちゃんと意識しながら延々と繰り返すことしか、認識力を上げる方法はないのだろう、と思う。
果たして、ボクシングにラッキーパンチはあるのだろうか?
ボクシングの「実力」とは、ボクシングの様々な要素を総合した力のことだ。
スピード、パンチ力、スタミナ、テクニック、反射神経など、ボクシングに必要な要素は、ちょっと考えただけでもたくさん挙げられる。
しかし、ボクシングにおけるもっとも重要な要素とは、「認識力」だと僕は考えている。
これを言葉で説明するのは難しいのだけど、無理やり言葉にするとしたら、僕が考えるボクシングにおける「認識力」とは、動画の1秒間のコマ数の差に近いものだと思っている。
通常のカメラで撮影した映像と、ハイスピードカメラで撮影した映像の違い、のようなものが、ボクシングの実力差だと僕は思う。
A・B2人のボクサーが戦っていて、A選手の方がスピードでははるかに上回る、しかし試合ではスピードで劣るB選手の方だけが一方的にパンチを当てている、というような試合の場合、お互いの認識力に大きな差があるのだ。
たとえば、A選手の認識力は1秒間に24コマ、B選手の認識力は1秒間に1000コマ、という感じで。
1秒間に24コマの認識力では、相手が動き出す兆候は認識できないが、1秒間に1000コマの認識力を持っていれば、相手の動き出しのほんのわずかな兆候も読み取ることができるのだ。
それは単に相手の動きが「見える」というのとは違う。
見えていても認識できない場合もあるし、逆に、見えていなくても認識できる場合もある(この辺りが、映像のコマ数の例えとは微妙に違うので、説明が難しいところだ)。
映像のコマ数に例えるより、コンピュータの処理能力に例えた方が近いのかも知れない。
ある選手Aは1秒間に100回の命令を処理できる、別の選手Bは1秒間に1000回の命令を処理できる、となれば、選手Bは選手Aの動きはすべてわかるし、選手Aの「処理の隙間」を突くことができる・・・。
やっぱり、説明が難しいのだが、僕が考える「認識力」とは、「動体視力」という言葉で単純に表現できるものではなく、脳も含めた体全体の処理能力のことなのだ。
僕が初めての6回戦で勝った後、ある4回戦のボクサーとスパーリングをした時のことだ。
それまでの彼とのスパーでは、打ちつ打たれつで6-4くらいで僕がわずかに優勢、というスパーになることが多かったのだが、その時は、彼の動きがすべて手に取るようにわかった。
相手がどう動こうとしているか、どんなパンチを打とうとしているか、自分がどのタイミングでどんなパンチを打てばクリーンヒットするか、すべてがわかった。
彼のパンチは全て空転させ、僕は自在にパンチを打ちまくった。
トレーナーにより、そのスパーは1ラウンド途中でストップになった。
その後も、彼とのスパーは同じような展開になることがほとんどで、最終的には彼とスパーをすることはなくなった。
「彼の動きがすべて見えるようになった」という表現は的確ではない。
「見える」ではなく、全て「わかる」ようになったのだ。
ボクシングの認識力のレベルが1段階上がったのだ、と思った。
恐らく、現役時代の僕と日本ランキング上位の選手、日本ランキング上位の選手と世界レベルの選手の間にも、そのような認識力の差があるのではないかと思う。
認識力に大きな差がある場合、ラッキーパンチを受ける可能性など万に一つもない。
お客さんから見て「危ない!」と思えるギリギリのシーンがあったとしても、戦っている本人はまったく危険ではないのだ。
僕が4回戦のボクサーとスパーをした時のように、相手の動きはすべてわかっていて、わかった上でギリギリのタイミングを選択しているのだから。
逆にいえば、ラッキーパンチ(だと思えるパンチ)が当たったとしたら、それは実力差のある選手同士の試合ではない、ということだ。
ということは、それはラッキーパンチではなく、実力通りの結果ということになる。
ボクシングにラッキーパンチなどあり得ない、というのが、今の僕の考えだ。
認識力はどんな練習をすれば高められるのか、僕にはわからない。
僕の場合は、日々同じようなボクシングの練習をして、試合に出ていたら、ある日突然認識力のレベルが上がっていた。
少しずつではなく、本当にある日突然上がったのだ。
恐らく、毎日毎日、単調な練習を、ちゃんと意識しながら延々と繰り返すことしか、認識力を上げる方法はないのだろう、と思う。
ミゲール・コットとマニー・パッキャオの試合が近づいてきた。
楽しみだ。
アントニオ・マルガリートにKO負けするまで、パウンド・フォー・パウンド最強なのはミゲール・コットなのではないかと僕は思っていた。
フロイド・メイウェザーに勝てるボクサーがいるとしたら、それはきっとミゲール・コットだろうと。
マルガリートにはKO負けしたけど、あの試合でもコットの鋭いパンチは数えきれないほどクリーンヒットしていた。
パッキャオにはマルガリートほどの耐久力もパワーもないと思う。
予想をするとしたら、やっぱりミゲール・コットのKO勝ち、というのが妥当な線なんだろうな。
相性的にも、ミゲール・コットはマニー・パッキャオにとってやりにくい相手なんじゃないだろうか。
パッキャオは、下の階級のスピードを維持したまま階級を上げてきたので、これまでの対戦相手はパッキャオのスピードに全くついてこれていなかった。
パワーのある相手のパンチをまともに食わないポジションをキープし続けるフットワークにも磨きをかけてきた。
しかし、コットはこれまでのパッキャオの対戦相手のように、スピードに翻弄されることはないような気がする。
コットのパンチがクリーンヒットする場面もきっとあると思う。
パッキャオはテクニックでもスピードでもコットを圧倒することはできず、結局はコットのパワーに押し切られてしまうのではないだろうか。
それでも、パッキャオには期待してしまう。
これまでに何度も、予想を裏切るような試合を見せてくれたのだから。
リッキー・ハットン戦も、あんなに圧勝するとは予想していなかった。
僕の予想はコットのKO勝ちだが、逆にパッキャオのKO勝ちを期待したい。
パッキャオの鋭い左ストレート、最近更に切れ味を増してきた右フックがコットを倒すシーンを期待しよう。
ちなみに、WOWOWエキサイトマッチの解説でお馴染みのジョー小泉さんはパッキャオの勝利、浜田剛史さんはコットの勝利を予想されているようだ。
いずれにしても、本当に楽しみな試合だ。
予想を裏切る試合を見せてほしいな。
楽しみだ。
アントニオ・マルガリートにKO負けするまで、パウンド・フォー・パウンド最強なのはミゲール・コットなのではないかと僕は思っていた。
フロイド・メイウェザーに勝てるボクサーがいるとしたら、それはきっとミゲール・コットだろうと。
マルガリートにはKO負けしたけど、あの試合でもコットの鋭いパンチは数えきれないほどクリーンヒットしていた。
パッキャオにはマルガリートほどの耐久力もパワーもないと思う。
予想をするとしたら、やっぱりミゲール・コットのKO勝ち、というのが妥当な線なんだろうな。
相性的にも、ミゲール・コットはマニー・パッキャオにとってやりにくい相手なんじゃないだろうか。
パッキャオは、下の階級のスピードを維持したまま階級を上げてきたので、これまでの対戦相手はパッキャオのスピードに全くついてこれていなかった。
パワーのある相手のパンチをまともに食わないポジションをキープし続けるフットワークにも磨きをかけてきた。
しかし、コットはこれまでのパッキャオの対戦相手のように、スピードに翻弄されることはないような気がする。
コットのパンチがクリーンヒットする場面もきっとあると思う。
パッキャオはテクニックでもスピードでもコットを圧倒することはできず、結局はコットのパワーに押し切られてしまうのではないだろうか。
それでも、パッキャオには期待してしまう。
これまでに何度も、予想を裏切るような試合を見せてくれたのだから。
リッキー・ハットン戦も、あんなに圧勝するとは予想していなかった。
僕の予想はコットのKO勝ちだが、逆にパッキャオのKO勝ちを期待したい。
パッキャオの鋭い左ストレート、最近更に切れ味を増してきた右フックがコットを倒すシーンを期待しよう。
ちなみに、WOWOWエキサイトマッチの解説でお馴染みのジョー小泉さんはパッキャオの勝利、浜田剛史さんはコットの勝利を予想されているようだ。
いずれにしても、本当に楽しみな試合だ。
予想を裏切る試合を見せてほしいな。
ボクサーがウェイトトレーニングをすることは、昔に比べてずいぶん一般的になってきたと思う。
昔は、ボクサーのウェイトトレーニングは敬遠されていた。
ウェイトトレーニングをするとスピードが落ちる、という説まであった。
実際は、スピードの元になるのも筋肉なのだから、筋肉を鍛えたせいでボクサーのスピードが落ちることはない。
ただ、やり方によっては悪影響もあるようで、その辺りは今発売中のボクシングビート誌の野木丈司トレーナーの記事に詳しい。
では、すべてのボクサーはウェイトトレーニングを行うべきなのか?
僕の考えでは、ほとんどのボクサーにとって、ウェイトトレーニングを行う必要はない、と思っている。
ウェイトトレーニングを行うべきなのは、極端に線の細い非力なボクサー(打ち方が悪いせいではなく、明らかに筋力がないせいでパンチがないボクサー。ボクシングの練習を続ければ必要な筋力はつくはずだと思うけど、ウェイトトレーニングをした方がより早く欠点を克服できるだろう。)か、階級を上げようとするボクサーだけだと僕は思う。
それ以外のボクサーには、ウェイトトレーニングは必要ない、と思う。
ボクシングに必要な筋肉は、ボクシングの練習で付く、と考えているからだ。
古い考え方なのかも知れないが・・・。
大抵のボクサーの練習時間は限られている。
限られた練習時間を、ボクシングの技術を磨くことではなく、筋肉を鍛えることに割くのはもったいないと僕は思う。
それに、ボクシングは階級制のスポーツだ。
ウェイトトレーニングをすればその分筋肉は重くなり、減量は苦しくなる。
だから、階級を上げようとする場合以外はウェイトトレーニングはしなくてよい、と思うのだ。
ウェイトトレーニングをするなら、どこの筋肉をどう鍛えるか、専門家(ボディビルの専門家ではなく、どの動きにどの筋肉が使われるかを見抜け、どうトレーニングしたらよりよく動けるようになるかを知っている専門家)のアドバイスを受けるべきだと思う。
僕の現役時代、あるトレーナー(僕のトレーナーではなかった)から、
「お前はストレートパンチャーだから、上腕三頭筋(腕を伸ばす時に使う筋肉)を鍛えろ」
と言われ、いくつか上腕三頭筋をピンポイントで鍛えるトレーニング方法を教わったことがある。
僕は真面目な顔をして聞いていたが、心の中ではせせら笑っていた。
ストレートパンチを腕の曲げ伸ばしだと思っているような人が、トレーナーとしてお金を取ってボクシングを教えてるなんて。
自分のトレーナーとも相談した上で、教わったウェイトトレーニングは一切やらないこと、上腕三頭筋のトレーニングを教えてくれたトレーナーの指示は聞き流すことを決めた。
もしウェイトトレーニングで鍛えるなら、それは上腕三頭筋のような末端の筋肉ではなく、より動作の中心に近い筋肉だろう。
ボクシングのパンチを野球のバッティングに例えるなら、上腕三頭筋で打つパンチはバットの末端を持って(バットを短く持って)振るような動作で、全く力を効率的に使えないものだ。
逆に、動作の中心に近い筋肉を連動させて打つパンチは、バットの先端を持って(バットを長く持って)振る動作に似て、中心のわずかな動きで末端を大きく、強い力で動かすことができる。
その「動作の中心に近い筋肉」というのがどこなのか、背筋なのか腹筋なのか、あるいはそれより深い名前も知らないようなインナーマッスルなのか、それらの筋肉全てなのか、僕にはわからない。
いずれにせよ、上腕三頭筋だけをピンポイントで鍛えることはボクサーにとってほとんど意味はないことは知っている。
現役のボクサーたちには、効率的に、強くなるために必要な練習だけに集中して欲しいな。
昔は、ボクサーのウェイトトレーニングは敬遠されていた。
ウェイトトレーニングをするとスピードが落ちる、という説まであった。
実際は、スピードの元になるのも筋肉なのだから、筋肉を鍛えたせいでボクサーのスピードが落ちることはない。
ただ、やり方によっては悪影響もあるようで、その辺りは今発売中のボクシングビート誌の野木丈司トレーナーの記事に詳しい。
では、すべてのボクサーはウェイトトレーニングを行うべきなのか?
僕の考えでは、ほとんどのボクサーにとって、ウェイトトレーニングを行う必要はない、と思っている。
ウェイトトレーニングを行うべきなのは、極端に線の細い非力なボクサー(打ち方が悪いせいではなく、明らかに筋力がないせいでパンチがないボクサー。ボクシングの練習を続ければ必要な筋力はつくはずだと思うけど、ウェイトトレーニングをした方がより早く欠点を克服できるだろう。)か、階級を上げようとするボクサーだけだと僕は思う。
それ以外のボクサーには、ウェイトトレーニングは必要ない、と思う。
ボクシングに必要な筋肉は、ボクシングの練習で付く、と考えているからだ。
古い考え方なのかも知れないが・・・。
大抵のボクサーの練習時間は限られている。
限られた練習時間を、ボクシングの技術を磨くことではなく、筋肉を鍛えることに割くのはもったいないと僕は思う。
それに、ボクシングは階級制のスポーツだ。
ウェイトトレーニングをすればその分筋肉は重くなり、減量は苦しくなる。
だから、階級を上げようとする場合以外はウェイトトレーニングはしなくてよい、と思うのだ。
ウェイトトレーニングをするなら、どこの筋肉をどう鍛えるか、専門家(ボディビルの専門家ではなく、どの動きにどの筋肉が使われるかを見抜け、どうトレーニングしたらよりよく動けるようになるかを知っている専門家)のアドバイスを受けるべきだと思う。
僕の現役時代、あるトレーナー(僕のトレーナーではなかった)から、
「お前はストレートパンチャーだから、上腕三頭筋(腕を伸ばす時に使う筋肉)を鍛えろ」
と言われ、いくつか上腕三頭筋をピンポイントで鍛えるトレーニング方法を教わったことがある。
僕は真面目な顔をして聞いていたが、心の中ではせせら笑っていた。
ストレートパンチを腕の曲げ伸ばしだと思っているような人が、トレーナーとしてお金を取ってボクシングを教えてるなんて。
自分のトレーナーとも相談した上で、教わったウェイトトレーニングは一切やらないこと、上腕三頭筋のトレーニングを教えてくれたトレーナーの指示は聞き流すことを決めた。
もしウェイトトレーニングで鍛えるなら、それは上腕三頭筋のような末端の筋肉ではなく、より動作の中心に近い筋肉だろう。
ボクシングのパンチを野球のバッティングに例えるなら、上腕三頭筋で打つパンチはバットの末端を持って(バットを短く持って)振るような動作で、全く力を効率的に使えないものだ。
逆に、動作の中心に近い筋肉を連動させて打つパンチは、バットの先端を持って(バットを長く持って)振る動作に似て、中心のわずかな動きで末端を大きく、強い力で動かすことができる。
その「動作の中心に近い筋肉」というのがどこなのか、背筋なのか腹筋なのか、あるいはそれより深い名前も知らないようなインナーマッスルなのか、それらの筋肉全てなのか、僕にはわからない。
いずれにせよ、上腕三頭筋だけをピンポイントで鍛えることはボクサーにとってほとんど意味はないことは知っている。
現役のボクサーたちには、効率的に、強くなるために必要な練習だけに集中して欲しいな。
楽しみなボクシングの試合がいくつかあるので、試合予想や感想を書くためにこのブログを始めた。
続かないかも知れないけど、メモ感覚でボクシングの試合の感想なんかを記録しておこうと思う。
今楽しみにしている試合は、
・日本時間11月15日 マニー・パッキャオvsミゲール・コット
もう10日後に迫ってきた。
コットは強い。そしてうまい。リッキー・ハットンみたいにパンチを当てさせてはくれないだろう。
それでも、パッキャオは何かやってくれるんじゃないか、と期待してしまう。
コットのKO勝ちが妥当な予想なのだろうが、パッキャオのKO勝ちを期待!!
・11月29日 内藤大助vs亀田興毅
内藤選手のKO勝ちを予想。
しかし最近の亀田選手の試合はちゃんと見ていないので何とも言えない。
詳しい予想は少し前にこっちに書いた→ボクサーの減量ダイエット方法
・12月18日 長谷川穂積vsアルバロ・ペレス
対戦相手が変わったのは残念。
ペレスは見たことがないので予想はできないけど、長谷川選手は勝ってくれるだろう。
ずっと早いラウンドで試合が終わっているので、今回は少しゆっくり長谷川選手を見たい。
きっちり勝って、バンタム級を卒業して欲しいな。
・12月29日 井岡一翔vs国重隆
よくこんな試合を組んだなあ。
すごいマッチメイクだ。
国重選手にはベテラン世界ランカーの意地を見せて欲しいが、井岡選手にも負けて欲しくない。
複雑な気持ち・・・。
どれも見逃せない組合せだ。
インフルエンザが流行っているけど、どの試合もちゃんと行われるといいな。
自分の経験では、暑い夏も寒い冬もコンディションを整えるのは難しかったのだが、どちらかと言うと冬の方が難しかったように思う。
これから試合に出場する全選手が、ベストコンディションでリングに上がって、悔いの残らない試合を見せて欲しいと思う。
続かないかも知れないけど、メモ感覚でボクシングの試合の感想なんかを記録しておこうと思う。
今楽しみにしている試合は、
・日本時間11月15日 マニー・パッキャオvsミゲール・コット
もう10日後に迫ってきた。
コットは強い。そしてうまい。リッキー・ハットンみたいにパンチを当てさせてはくれないだろう。
それでも、パッキャオは何かやってくれるんじゃないか、と期待してしまう。
コットのKO勝ちが妥当な予想なのだろうが、パッキャオのKO勝ちを期待!!
・11月29日 内藤大助vs亀田興毅
内藤選手のKO勝ちを予想。
しかし最近の亀田選手の試合はちゃんと見ていないので何とも言えない。
詳しい予想は少し前にこっちに書いた→ボクサーの減量ダイエット方法
・12月18日 長谷川穂積vsアルバロ・ペレス
対戦相手が変わったのは残念。
ペレスは見たことがないので予想はできないけど、長谷川選手は勝ってくれるだろう。
ずっと早いラウンドで試合が終わっているので、今回は少しゆっくり長谷川選手を見たい。
きっちり勝って、バンタム級を卒業して欲しいな。
・12月29日 井岡一翔vs国重隆
よくこんな試合を組んだなあ。
すごいマッチメイクだ。
国重選手にはベテラン世界ランカーの意地を見せて欲しいが、井岡選手にも負けて欲しくない。
複雑な気持ち・・・。
どれも見逃せない組合せだ。
インフルエンザが流行っているけど、どの試合もちゃんと行われるといいな。
自分の経験では、暑い夏も寒い冬もコンディションを整えるのは難しかったのだが、どちらかと言うと冬の方が難しかったように思う。
これから試合に出場する全選手が、ベストコンディションでリングに上がって、悔いの残らない試合を見せて欲しいと思う。
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プロフィール
HN:
BJ2号
性別:
男性
自己紹介:
元プロボクサー、現ボクシングファン。
最近はほとんどテレビ観戦(地上波とWOWOW)のみ。
最近はほとんどテレビ観戦(地上波とWOWOW)のみ。
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[04/21 BJ2号]
[04/20 マル]
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[10/23 マル]
[09/02 BJ2号]
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