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久しぶりの更新になってしまった。
最近はWOWOWエキサイトマッチは見れないことが多いけど、地上波の世界戦は大体見ている。
11月に山中選手がトマス・ロハスを痛烈にKOした試合や、年末の内山選手の快勝など、いい試合もあったけど、中々パソコンに向かう気にならず・・・。

今夜の山中慎介選手とマルコム・ツニャカオ選手の試合は、久しぶりに楽しみだ。
山中選手は本物のチャンピオンだし、日本の歴代世界王者の中でもトップレベルになれる可能性を秘めた選手だと思う。
ツニャカオ選手も、もう一度チャンピオンになるのに相応しい選手だと思っている。
直近のエスキベル戦もすごかったが、本田秀伸戦も印象に残っている。

この二人が戦うのだから、本当に楽しみだ。

ボクシングを見る時は、選手の生い立ちや背景などの事前のストーリーは抜きにして、リングの上の試合だけで十分だと僕は思っている。
誰だって背負っているものは同じようにあるはずだし、背負っているものの重さはリングの上で表現されるべきだと思うからだ。

12年間チャンスを待ち続けたツニャカオ選手の思いと、これからの日本ボクシング界を背負っていくはずの山中選手の思いのぶつかり合いは楽しみで仕方がない。
どちらが勝つか予想はできないが、いい試合になることは間違いないと思う。

敗者にとっては残酷な結末になるだろうけど、勝者も敗者も納得できる、完全決着を望みたい。
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試合から2日が経ったが、まだショックが抜けきれていない。
どう書いてよいのか考えがまとまらないのだが、あまり時間が経たないうちに、試合の感想、印象を書いておきたい。

西岡利晃選手は勝つために戦った。
前半、少なすぎるくらい手数が少なかったのも、勝つためにはあれがベストな戦い方だったのだと思う。
僕はテレビで観戦しながら、西岡選手が本当によく我慢してるなあ、と思った。
闇雲に手を出せばカウンターが飛んでくるとわかっていても、手を出さないのはフラストレーションが溜まるものだ。
西岡選手は前半、勝つために、自分のパンチを出せるベストのタイミング、ポジションを掴むまでパンチを出さずに我慢していたように僕には見えた。
結局、そのタイミング、ポジションは掴めなかったが・・・。

6ラウンドにドネア選手の左アッパーで倒されてからは西岡選手も反撃し、何発か浅いながらも左がドネア選手の顔面を捉えた。
勇敢だったと思う。

9ラウンドも、西岡選手は勝つために攻撃に転じた。
西岡選手の攻勢の中、一瞬の隙を見逃さなかったドネア選手の右ストレート・・・。
あのタイミングを見逃さないとは・・・。
西岡選手はあの瞬間、武道の言葉でいうと本の一瞬「居ついた」のだと思う。
ドネア選手の右ストレートが西岡選手に見えていたかどうかわからないが、もし見えていたとしても、西岡選手の体は左を打つことに集中して固まっていて、1ミリも動けない状態だったのではないかと思う。
その一瞬を突くドネア選手の認識力の高さには脱帽するしかない。

WOWOWではゲストの香川照之さんが、「西岡は左を打ち込もうとしていた、コンマ何秒かの差で・・・」というようなことを仰っていた。
確かにコンマ何秒、もしかしたらそれより短い、一瞬の差だったと思う。
しかしその一瞬は、ドネア選手にははっきり認識できていたが西岡選手には認識できていなかった。
永遠にも等しい一瞬の差だと僕には感じられた。

何度同じ場面が来たとしても、ドネア選手は西岡選手が左を打つ前に右を打ち抜くだろう。
永遠に打ち抜かれることのないモンスターレフト。
寂しさ、虚しさ・・・、どんな言葉で表現したらよいのかわからない複雑な感情で胸が一杯になってしまう。

しかし、西岡選手は最後まで勝つために立派に戦った。
倒されないためだけに逃げ回るような戦い方は決してしなかった。
すべては勝つために、誇りを持って戦ったのだ。
胸を張って欲しい。

夢を見させてくれてありがとうございました。
心から感謝します。
試合が決まってからずっとワクワクし続けていた西岡利晃選手とノニト・ドネア選手の試合がいよいよ日本時間の10月14日(日)に開催される。
西岡利晃選手も、ノニト・ドネア選手も、両者とも好きな選手なのだが、思い入れは圧倒的に西岡選手にある。
西岡選手に勝って欲しい!!

まずはこの試合が実現に漕ぎつけたことが嬉しい。
随分昔に、浜田剛史さんが防衛戦でヘクター・カマチョと戦うんじゃないかという噂があって心を躍らせたものだが、ドネア選手のような世界的スーパースターと戦う日本人ボクサーが現れたことが嬉しい。
本来は、「世界」チャンピオンは誰でも世界的スーパースターじゃないとおかしいんだろうけど、今はその問題は置いておこう。

どんな試合展開になるか、頭の中で色々考えたりはしてみるのだが、うまくまとまらない。
西岡選手が徹底的に足を使うような気もするが、逆にドネア選手が足を使いまくるような気もする。
そうかと思えば、西岡選手もドネア選手もどっしり構えてフェイントを掛け合うような静かな展開になるような気もする。
どうも僕の技量では試合の予想はできそうにない・・・。

予想はできないが、西岡選手の勝利を祈っているし、勝利を信じたいと思う。
両者とも負けることなんて少しも考えていないはずのこの試合、肉体の戦いであると同時に心の削りあいにもなると思う。
体と心を削りあった結果、最後に手が上がるのは西岡選手であって欲しい、と思う。

左右ともに決定力を持つドネア選手に対して、右も優れているが決定打はほとんど左に限られると言っても過言ではない西岡選手。
オッズがドネア選手有利に大きく傾いているのも無理はないかも知れない。
しかし、それでも、当日はテレビの前で西岡選手の勝利を祈りたい。

西岡選手は笑顔でリングに向かい、恐らくは試合中にも笑みを浮かべるだろう。
そして願わくば、笑顔でリングを降りて欲しいと思う。
少し前のことになるが、スーパーフライ級の世界王者だった清水智信選手が引退を表明した。
最後の試合では負けても悔しさを感じなかったそうだ。
清水選手は正規のタイトルを獲得したのに休養王者にされたり、振り回された印象がある。
本来のフライ級でもう一度世界を争う試合を見たかったのだが、どんな状況だったにせよ、負けて悔しさを感じないのならもうリングに上がらない方がいいのだろう。
歳をとってから笑って振り返られるようなボクサー人生だったらいいのだが・・・。

そして同じくスーパーフライ級の世界王者だった名城信男選手も、「負けたら引退」と宣言していた試合で敗れてしまった。
最後の試合はフルラウンドじっくりは見ていないのだけど、紙一重の惜しい試合だったと思う。
陣営は「即再戦できるのならもう一度・・・」と言ったという報道もあったけど、恐らくはこのまま引退するのだろう。
名城選手が当時世界ランカーだった本田秀伸さんを破ったのはデビュー5戦目、最初に世界を取ったのはわずかに8戦目。
24戦のうち10戦が世界戦という中身の濃いキャリアだった。
日本タイトルマッチでのリング禍も乗り越えて、本当によく戦ったと思う。
最後まで自分のスタイルを貫き通した名城選手のボクシング人生は尊敬に値する。

清水選手も名城選手も、本当にお疲れ様でした。
清水選手にも名城選手にもいい試合を見せてもらいました。
ありがとうございました。

二人を「選手」と呼ぶのもこの記事が最後かな。
これからは清水さん、名城さんと書くことになるのが少し寂しい。
最終12ラウンド目は最高に興奮した!
チャベスの父親がメルドリック・テーラーに残り2秒で逆転勝ちした試合が頭に浮かんだのだが・・・。

さすがにセルヒオ・マルチネスは超一流だったなあ。
11ラウンドまでは、チャベスは出るに出られず、マルチネスの一方的な展開。
ポイントも、11ラウンドまではほぼマルチネスのフルマークだったようだ。
マルチネスはほとんど正面に立つことなく、チャベスが打とうとした時にはもうそこにはいない。
そして時折チャベスのパンチがヒットしても、マルチネスは即座に数倍の手数でお返し。
完璧な戦い方だっと思う。
チャベスのボディブローが後半に効いてくるかとも思ったのだけど、あまりにも数が少なかったようだ。
この試合、特にどちらかに肩入れして見ていたわけではないのだが、チャベスのあまりの消極ぶりにはフラストレーションが溜まってしまった。
手を出さなかったわけではなく、出せなかったのだろうけど、そうだとわかっていてもイライラした。

12ラウンドのチャベスの攻撃を、もっと早いラウンドでやっていたら・・・、とも思うのだが、それは無理なことだろう。
あの12ラウンド目を作るためには、フラストレーションの溜まるそれまでの11ラウンド間の戦いが必要だったのだと思う。

僕にとっての「いい試合」とは、何度も何度も1ラウンドから試合終了までを繰り返して見たくなるような試合だ。
この試合が「いい試合」だと思えるかどうかは今はわからない。

でも、ものすごく興奮する試合だったことは間違いない。
そして記憶に残る試合になると思う。
見られて幸せな試合だった。

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プロフィール
HN:
BJ2号
性別:
男性
自己紹介:
元プロボクサー、現ボクシングファン。
最近はほとんどテレビ観戦(地上波とWOWOW)のみ。
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