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西岡利晃選手とノニト・ドネア選手の試合が、10月13日(日本時間14日)、カリフォルニアで行われる。
まだ1ヵ月半も先のことだけど、今から楽しみだ。

予想は・・・、
やはりドネア選手有利ではないかと思う。
スーパーバンタム級ではやや雑なボクシングが目立ってはいるが、それでもドネア選手は右も左も強いし、ステップが早くて変幻自在なボクシングができる。
西岡選手が有利なポジションを取り続けることは難しいのではないだろうか。

それでも、僕は西岡選手の勝利を祈っているし、期待している。

西岡選手にとって1年待ってやっと決まった試合。
会見でも、ドネア選手との対決が楽しみで仕方がない、という感じだった。

ボクサーの「自己評価」は、勝敗を分ける結構重要な要素だと僕は思っている。
”勘違い”では何の役にも立たないが(もしかしたら誰でも初めは勘違いからスタートするものなのかも知れないが)、客観的に自分を見た上で、それでいて高い自己評価を維持している選手はやっぱり強いと思うのだ。
試合中にボクサーは体にダメージを与え合うが、劣勢の選手の気持ちは「自分が勝つに決まっている!」から「勝つと信じている!」に変わり、「勝たないといけない!」、「勝てないかも知れない・・・」という感じに、心にもダメージを蓄積させていくものなのだ。
心を削られた選手が勝つのはまず不可能だと思う。
ボクシングが同じくらいのレベルなら、ピンチになっても、自分が勝つに決まっている!と自然に思い込めるほど自己評価の高い選手が勝つのだと僕は思う。

西岡選手は本当に自己評価の高い選手だ。
ウィラポンに4度跳ね返され、挫折を味わった上で、再びここまで高い自己評価を得られた今の西岡選手は本当に強いと思う。

もちろん、ドネア選手の自己評価も高いだろうから、今回の試合、お互いが負けるなんて少しも思っていない選手同士の試合になる。
これまでの試合を見たら、やっぱりややドネア選手有利かと思うのだが、それでも、ドネアの顔が徐々に弱気に変わって、最後には西岡選手が勝利する場面を見たいと思う。
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村田諒太選手がロンドンオリンピック・ボクシングミドル級で金メダルを獲得した。
期待はしていたけど、まさか本当に獲ってくれるとは!という驚きが大きい。
決勝当日は帰省中で実家にいたのだが、朝早起きして、寝静まった家族に遠慮しながらテレビで見て応援した。
思わず声が出てしまって起こしてしまったが・・・。

決勝は、村田諒太選手のいつもの試合展開とは少し違っていた。
相手のフロレンチーノ選手(新聞ではファルカン選手と表記しているものもあったけど、テレビの実況に合わせてフロレンチーノ選手とします)は、準決勝を見る限り、足を使って徹底して距離を取ってくるだろうと思っていた。
ところが1ラウンド目、距離を詰めて打ち合ってきた。
村田選手の得意な距離だ。
1ラウンドは村田選手が2ポイントリード。
2ラウンド目からフロレンチーノ選手が足を使い始め、村田選手の手数が減る。
2ラウンド終了時は1ポイント差で村田選手リード。
そして3ラウンド目は心臓に悪かった。
フロレンチーノ選手の連打で村田選手がロープに詰まる場面も。
もう少しでスタンディングカウントを取られそうなピンチもあった。
ダメージも受けていたと思う。
距離が詰まるとフロレンチーノ選手はホールディングで逃げる。
結果的に、このホールディングでの減点が勝負を分けることになった。
公式採点は1ポイント差で村田選手。
金メダルおめでとうございます!
そしてありがとうございました。

勝負の世界に「たら・れば」はあり得ないが、1ラウンド目から足を使われていたらどうなっていただろう・・・。
フロレンチーノ選手はスピードもあるし、強い選手だったと思う。

今回のロンドンオリンピック、本当に久しぶりにアマチュアボクシングを見たのだが、強いアマチュアボクサーの試合はやっぱり面白いなあ。
もっと人気競技になるといいのだが。

村田選手にはプロ入りを望む声も多いけど、村田選手の言うとおり、「プロの下にアマがあるわけではない」。
どんな選択をするにせよ、納得のいく道を進んで欲しい。

実家から帰ってきて、何気なくテレビをつけたら、ちょうど「笑っていいとも」で、女性のお客さん100名に対して「THE日本人メダリストと言えば?」というアンケートをやっていた。
対象はロンドンのメダリストだけではなく、歴代のメダリストらしい。
村田選手は快挙を達成したけど、女性100人へのアンケートだったら名前は挙がらないかなあ、と諦めていたのだが・・・。
内村航平選手、吉田沙保里選手、北島康介選手、福原愛選手、澤穂希選手という、五輪前から有名だったメダリストたちに続いて、村田諒太選手は6位に入っていた!
村田選手より下には、高橋尚子さん、荒川静香さん、谷亮子さん、伊調馨選手、野村忠弘さん、室伏広治選手ら、錚々たる有名人たちがずらりと並んでいた。
これが48年振りの金メダルの威力なのか・・・。
ボクシングファンとしてあらためて嬉しくなった。
つい先ほど、村田諒太選手が準決勝に勝利し、決勝進出を決めた。
相手のアトエフ選手は、準決勝の戦いぶりを見たところ普通に勝てるだろうと思っていたのだが、実際試合が始まるとやっぱり強かった。
序盤は先行されたが、終わってみれば完全に村田選手の形になっての完勝。
それでもポイントは13-12と僅か1ポイント差で、3ラウンド目のアトエフ選手のホールドに対する減点がなければ負けてしまうところだった。
1ラウンド目で3ポイントも差があったようには見えなかったのだが・・・。
何にせよ、勝ってよかった!!

決勝の相手は、準決勝でイギリスのアゴゴ選手を倒したブラジルのフロレンチーノ選手。
連打の回転は速いし、左ストレートのカウンターはタイミング抜群だし(3ラウンド開始直後に奪ったダウンは見事だった!)、過去に勝っているからと言って決して油断できない強敵だと思う。
恐らく序盤はまたリードされる可能性が高いだろう。
でも、後半にきっと逆転してくれると思う。
ここまで来たら村田選手の金メダルを期待したい!!
頑張れ、村田選手!!

清水聡選手は、イギリスのキャンベル選手相手に後半追い上げを見せたが、残念ながら判定で敗れてしまった。
地元選手相手ではあったが、力は十分に出せたと思う。
清水選手、お疲れ様でした。

清水選手、あと少しディフェンスがよければなあ・・・。
もちろんディフェンスも上手いんだけど、パンチをもらう時に、「当たったかどうかわからない」というもらい方ではなく、はっきり当たったとわかるもらい方をしてしまうのが惜しい気がした。
しかし清水聡選手は銅メダル獲得!!
森岡栄治さん以来の快挙だ。
おめでとうございます!!
実況で、清水選手は減量のためここ2ヵ月くらいまともな食事をしていないと言っていた。
さすがに179センチという長身で56キロをキープするのは苦しいんだろうなあ・・・。
本当にお疲れ様でした。

村田諒太選手の決勝戦は、日本時間8月12日(日)早朝5:45から。
ちょうど実家に帰省中なのでリアルタイムでは見られないかも知れないが、その時間には金メダルを祈っていようと思う。

今日は清水選手の試合は総合テレビで放送してくれたけど、村田選手の試合はBS-1だった。
さすがに決勝は地上波でやるかな・・・。

何にしても、村田諒太選手が金メダルを取ることを期待したい。
頑張れ、村田選手!!
今日、オリンピックボクシングの準決勝にバンタム級の清水聡選手、ミドル級の村田諒太選手が登場する。
テレビは、NHK総合で22時から清水選手のバンタム級が生中継される予定。
ミドル級村田選手の試合は、NHKの番組表によると総合テレビで22:40から。
ただ、NHKの公式サイトの番組表だと「ボクシングは休止の場合あり」と書かれているのが気がかりだが・・・。
でも、万が一総合テレビでのボクシング中継が休止になったとしても、BS-1では21:24から23:30まで、バンタム級とミドル級の準決勝が放送される。
他の競技(今日は男子レスリングや新体操などが行われるようだ)もあるけど、この時間帯はまだギリギリ予選が始まるかどうかくらいだと思う。
今日は他の競技のファンの方も、どうかボクシングをテレビで応援しましょう!

今朝のなでしこJAPANの敗戦は残念だったが、表彰式で皆が笑顔だったことに救われた。
オリンピック3連覇をなしとげだレスリングの吉田沙保里選手・伊調馨選手は本当にすごかった。
長い道のりを経てオリンピックに初出場して金メダルを獲得した小原日登美選手には感動した。
おめでとうございます、そして感動をありがとうございました!
浜口京子選手は残念だったが・・・。

なでしこJAPANの応援をしてきた方、女子レスリングの応援をしてきた方も、今日はボクシングを見て欲しいです。

長身(179センチ)のバンタム級(56キロ以下)、清水聡選手はサウスポーのアウトボクサー(長い距離で戦うタイプ)。
打ち下ろしの左ストレートに注目。
今大会では後半の逆転勝ちが多いので、最後まで目が離せない。

ミドル級(75キロ以下)の村田諒太選手は、清水選手とは真逆のファイタータイプ(接近戦で戦うタイプ)。
強烈なボディブローに注目して欲しい。
村田選手も、前半は劣勢でも徐々に相手を追い詰めていくことが多いので、試合全体をじっくり見て欲しい。

アマチュアボクシングの計量は試合当日だ(プロは試合前日)。
レスリングのように1日で予選から決勝まで行う競技は、試合前日に1度だけ計量するそうだ。
なので、レスリングの選手にも、一部のプロボクサーのように、試合に臨むときは規定体重より大幅に体重が増えている選手がいるらしい。
ボクシングは頭部にダメージを受け危険なので、1日に1試合しかできない。
中数日の試合のたびに規定体重に減量しないといけない。
計量が終わってもプロのように一気に体重を増やすようなことはできず、次の試合のことを考えて減量を続けなければならない。
今日の準決勝は現時時間では14時台のようだが、それでもやっぱり当日計量なのかな?
僕がアマチュアの頃は、朝9時計量、昼12時試合なんてことも平気であったので、厳しい減量をしていると試合で全く動けなくなったりしたものだが・・・。

清水選手も村田選手も、一部のプロボクサーほどの厳しい減量はしていないと思うが、それでも全く減量が必要ない訳ではないはず。
長い大会で試合の疲れも減量の疲れもあるだろうが、力を出し切って欲しい。
そして今夜、2人とも決勝進出を決めてくれることを祈りたい!
村田諒太選手も準々決勝に勝利し、清水聡選手に続いて準決勝進出。
前の記事にも書いたが、オリンピックのボクシングには三位決定戦はない(負けた選手は大きなダメージを受けていることが多いので短い間隔で試合をさせるのは危険なため)ので、これで村田諒太選手も銅メダル以上が確定!!
1つのオリンピックで2つのメダルは日本史上初の快挙だ!!

今日の村田諒太選手の試合は朝6時25分くらいだったので、少し早起きしてBS-1の生放送で応援した。
対戦相手はトルコのキリッチ選手。
村田諒太選手は笑顔で入場。
落ち着いて、リラックスしきっているように見えた。

1ラウンド目、長身(184センチ)アウトボクサーのキリッチ選手が左右へ足を使いながらジャブ、ストレートを飛ばしてくる。
村田選手は手数が少ないが、キリッチ選手のパンチの大半をブロックして接近を試みる。
接近するとキリッチ選手は更に体を寄せてきて距離を潰し、村田選手にパンチを出させない。
手数は圧倒的にキリッチ選手が多かったが、大半はブロックの上。
キリッチ選手の右ボディブロー2発と村田選手の左ボディブロー2発が目立ったくらいで1ラウンド目は終了。
ポイントは3(村田諒太選手)-4(キリッチ選手)。

2ラウンド目も序盤は1ラウンド目と同じような展開。
キリッチ選手の足が早く、村田選手は中々手を出さない。
しかし終盤から村田選手のボディブローを中心としたパンチが当たりだし、キリッチ選手の足が止まる場面が多くなる。
2ラウンド目終了時のポイントは7(村田諒太選手)-8(キリッチ選手)。
村田選手はポイントではリードされているが、このペースなら3ラウンド目は圧倒しそうな予感。

その予感通り、3ラウンド目は村田選手の独壇場だった。
村田選手の左右のボディブロー、特に右アッパーのボディブローはキリッチ選手の体をくの字に折り曲げさせた。
上に返すパンチもよく当たり、かなりのダメージを与えた。
3度のスリップダウン(1度目と3度目は村田選手が攻めた後に押し倒されるような形で、2度目は距離が詰まる前に自ら膝をついた)もあった。
スリップダウン(2回はスリップかどうか微妙な感じだったが)から立ち上がった後、中々試合を再開させずにキリッチ選手を休ませているようにも感じられてイライラした。
あれは、スリップダウンから立ち上がった後にキリッチ選手が中々グローブを拭かなかったから時間がかかっただけなのだが、村田選手の攻勢だっただけに余計にイライラした(ダウンしてグローブがリングに着いてしまったら、滑り止めのためにシューズに付けるマツヤニがグローブに付着し、それが目など顔面に当たると危険だから、ダウン後はグローブを拭く必要がある)。
プロの場合は、レフェリーが選手のグローブを掴んでレフェリーのシャツのお腹の部分でグローブを拭くのだけど、アマチュアの場合は選手が自分で自分のお腹の部分でグローブを拭かなければならない。
しかもアマチュアのレフェリーは声に出して「グローブを拭いて!」とは決して言わず(ボックス・ストップ・ブレイク等以外の声を出すことはルールで禁じられているはず)、ジェスチャーでグローブを拭くよう指示されるだけなので、初めてダウンした選手・ダウンに慣れていない選手なんかは、レフェリーのジェスチャーを見ても、「このレフェリーは何をしているんだ!?俺に何をしろと訴えているんだ!?」と混乱してしまうだけの場合も多いのだ。
結果的にスリップダウンで時間稼ぎをさせるはめになってしまい、村田選手はもっと一方的に攻めるチャンスを失ってしまった。
プロと同じようにレフェリーが無理やりグローブを拭いてすぐに試合再開できるようにすればいいと思うのだが・・・。
RSCには至らなかったが、3ラウンド目は村田選手が圧倒したまま試合終了。
ポイントは17(村田諒太選手)-13(キリッチ選手)で村田諒太選手の勝利!!

しかし気になる点もあった。
3ラウンド目、キリッチ選手は何度もホールドを繰り返し、普通なら減点(村田選手への加点)するはずの場面でもレフェリーは注意だけで減点はなし。
あんなにあからさまな反則を何度も繰り返したのに減点を取らないなんて、なんらかの意図が働いていたのではないかと疑いたくなってしまう。
杞憂であればよいが・・・。
レフェリーに何らかの意図があったとしても、村田選手の試合のポイントは正しく付けられていて安心した。

村田選手のオリンピック準決勝は、
日本時間の8月10日(金) 23:15から。


対戦相手はウズベキスタンのサウスポー、アトエフ選手。
この選手には、去年の世界選手権1回戦で村田選手はRSC(レフェリーストップコンテスト)で勝っている。
村田選手の試合の前にアトエフ選手の準々決勝も放送されていたのだが、村田選手が負ける相手ではないように見えた。
世界選手権と同じ結果、いや、より圧倒的な勝利を期待したい。

前の記事でも書いたが、清水聡選手のオリンピック準決勝は、同じ8月10日(金) 22:15から。

8月10日(金)はボクシングを応援する日にしましょう!

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自己紹介:
元プロボクサー、現ボクシングファン。
最近はほとんどテレビ観戦(地上波とWOWOW)のみ。
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